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アリスは憂鬱な夢を視る

迷い込んだ少年少女が少しでも過ごしやすくなるように

■ 縹 惚雨介  ■


■ 縹 惚雨介  ■


 




名前/縹 惚雨介(はなだ そうすけ)
性別/男
年齢/20
性格/
非力な我が身を自衛する術として、 むやみに敵を作らぬ愛想と、分を弁えて一歩下がる控えめさを身に付けている。しかし根は凡骨なので、 嘘や世辞の類は苦手。その代わり、物事に対して感じた情動や感想は拙いながらもまっすぐに伝える。 自分以外のなにもかもが輝いて見える性分の為、小さなことに感動し心から褒め称える無自覚な人誑し。誰に対しても常時低姿勢な分、 自分を甘やかし居場所を与えてくれる人だけには厚かましく甘える一面も。あっさりさっぱりしているようで、身の内にメロドラマ宜しくの熱情を秘めている。

容姿/
青年になりかけの大人びた少年を彷彿させる雰囲気。手入れの行き届いた絹の様な長髪は、虹を煮詰めたがごとき純粋な黒。 腰が隠れるほど長く、普段は赤い紐で高い位置にて一つに結っている。センター分けのM字前髪。 朝焼けのような朱色の双眸は、とろりと眦が垂れており緩い印象を与える。 睫毛が長く、眉はまろ並みに短い。 目尻に紫の化粧を乗せている。静謐な、けれど挑発的な艶のある微笑がデフォ。 職業柄か悠々と落ち着いた雰囲気をまとうが、 笑うと存外子供っぽい。 口を大きく開けると尖った犬歯が覗く。身長173cm、 病的なほど白い肌は磨き抜かれ手触りが良く、 男性にしては華著な体躯。
メタリックな光沢のある色打掛を裸の上に一枚羽織り、 それを引きずりながら歩く。つるりとした双肩は常に露出している。打掛の柄は黒字に白金の月下美人と鶸。帯は縹色で、ゆるく前結びにしている。常に裸足。母の肩身の白檀扇子を大事にしている。

備考/
西洋文化に侵される前の和国出身。幼少期に原因不明の火事で家族を失い、なおかつ火の元ということで長屋の住人たちから恨みを買い、追放されて行き場を失う。学は無いが容姿だけは見れたものだったため、斡旋業者に拾われ高級な陰間茶屋へ売られた。一人称はその時の源氏名である「雛兎(ひなと)」。酒は下戸の類で、勧められれば断らない程度。廓で「さくら」という名の三毛猫を飼っており、大層可愛がっている。
幼い記憶に刻み付けられた火への恐怖は、ろうそくや煙管など小さなものへも及んでいる。隙間風で少し火が揺れるだけで取り乱す有様から、いつしか廓の座敷牢へ監禁される。それを哀れに思った馴染みの客が、精神医の真似事として厚意で往診をしてくれている。 まだ少々情緒不安定だが、完全予約制という事を条件に客を取っている。
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